
- 作者:岡田 尊司
- 発売日: 2011/09/16
- メディア: 新書
愛着障害について書かれている本を読んだ。Daigoの放送で
だとか、
あたりを見たのがキッカケ。
子供時代に安全基地として働く存在が身近に安定的に存在したかどうか、それが成人してからの愛着スタイルとして人の思考回路や行動に影響を及ぼすというお話。
- 安定型
- 不安型
- 回避型
- 支配型
など、子供時代にどんな愛着障害を抱えたかによって、その後の「愛着スタイル」が変わる。
- 自分自身の子供時代を思い返す・行動のクセを思い出すことによって、自分が克服すべき「愛着障害」に気づく
- 周りの人の子供時代のエピソードや家庭環境から分析してその人の抱える「愛着障害」とそれに対応する「愛着スタイル」を分析する
といった、自身のハッキングと、付き合う相手の行動・思考スタイルを理解する上でとても参考になった。自分自身は現在は「不安型」が中心で元々は「回避型」だったなって思った。目指すべきは「安定型」である。こうなった理由も子供時代を冷静に思い返すことによって、原因を掴めたし、「第六章 愛着障害の克服」という章がとても励みになった。
- 自己を理解
- 自己の改善方法を学ぶ
- そのための仲間と過ごす
- 克服する
といったステップがとても有効そうである。認知療法における「思考のクセの改善」とも通ずるものがあると思った。むしろ従来の認知療法にはこの「愛着障害」を克服するというステップが抜けていることが多いという裏付けとなるエピソードが沢山のっていて、とても納得感のある内容だった。
避けるべきカバートアグレッションへの対策とも相まって、人付き合いにおいて自分を知るのと同時に相手を知るというのは人生を生きていく中での戦略においてとても大事なことだと思う。
人を研究し、自分自身を人という観点でハッキングすることで人生を豊かにしていきたいって思った。