私はコミュニケーションが下手だし、何より苦手意識がある。そして、チーム開発にはコミュニケーション能力が必須であると感じている。つまりあるがままの自分のままでチーム開発をするのは矛盾がある。
私の理想とするコミュニケーションの達人は以下の3点を満たしている(そもそもこれが間違っている可能性が十分にある)。
- 論理的に話を組み立ててわかりやすく話せる
- 別け隔てなく笑顔で接することが出来る
- 空気を読める
この3点のうち、私が出来るのはなんとか空気を読むという点だけであり、それで他をカバーする以外に作戦はないと思っている。
論理的に話を組み立ててわかりやすく話せる
話していて、「あーこのひとは地頭がいいなー、話の組み立て方が自然と論理的になるなあ」と感じる人が周りにいてどうしたらこうなれるかというのをずっと考えてきた。優秀なプログラマーは基本的にこの、論理的に話を組み立てるというのが圧倒的にうまい。
逆にこれが一番自分には足りないと思っている。あー何言ってるかわからないなーもっと整理しなおして立て直さねば、というシーンが多くて、リアルタイム振り返りが日々行われている。
突発的に何かの課題に対してある程度の回答を出す必要がある時、話しながら論理展開を構築して最終的なアウトプットで辻褄を合わせるという作業が必要となるが、これが出来るようになるには常に論理的な思考回路で物事を考えアウトプットとし続ける必要がある。
その為には文章をひたすら書き続けるしかないと思う。そして、そこで考えた内容を誰かと話すのだ。そうして論理的な展開能力を身につけるしかない。
具体的にはブログを書き続け、ポエムを書き続け、kobitoやesaに文章を溜めまくる。会社ではqiita:teamに投稿し続ける。
そして、プログラムを書き続ける。まずはそれを続けようと思っている。
別け隔てなく笑顔で接することが出来る
これは難しい、素養のない私にどうすればいいのかと思う。この点、笑顔に定評のある方に話を伺ったところ「作り笑顔でもいい、まずは笑え、話はそれからだ」という答えをもらった。
笑う門には福来るというアレだろうか。とにかく笑うのがいいかとヘラヘラしてみて失敗したりした。ここはもうなるべく自身をオープンにするしかないと考えた。
自身をオープンにするには相手にヘソを向けると良い、そんなこともその人から聞いた。他人に対してオープンな姿勢で接する。それが分け隔てなく笑顔で接する第一歩だとのこと。ヘソを向けるというのは身体を話す相手の方に向けるということだ。
空気を読める
本当に出来ているかあやしい。ただ自分の中でこうしてみようと心がけていることはある。それは観察だ。空気を読むとは観察に他ならないと思っている。観察することで、相手の状態や考えていることにある程度検討をつけることが出来る。ただし、油断は禁物だ。勘違いという罠が潜んでいる。ここはやんわりと本心を聞くということで解決できる場合もある。要するに対話だ。対話による経験から観察の結果を判断する。
観察と対話を繰り返しながら、注意深くその仮説と検証を繰り返すことでしか空気を読む力を養うことは出来ないと思っている。
何が言いたいか
チーム開発は楽しい。そのチーム開発がうまくいくようにするためには、一員である自身の成長が大事である。その成長が楽しいと感じられるのであればチーム開発にフィットしているであろうし、そのチームは強くなると思う。
あのチームは強いなーと思われるようなチームの一員でいたい。そのためには日々鍛錬をしなければと感じた一日であった。