2012.03.21に行われた VOYAGE GROUPにて行われた第1回 アマゾン ウェブ サービス(AWS)オープンセミナーへ参加して参りました。
当日のtwitter
togetterにまとめました。 #awsvgのものをまとめています。
事例とデモで学ぶはじめてのAWSアマゾンクラウドの最新動向
アマゾン データ サービス ジャパン株式会社 ソリューションアーキテクト 大谷晋平さん(@shot6)から、Amazon Web Serviceのお話。
気になったところを、ざっくり要約しておきます。
- リージョンは現在世界で8ヶ所。東京リージョンの国内からのアクセスは10msec以下。
- ピーク対応はオートスケール
- 利用料金にはオプションがあって、リザーブオプションとかで割安とかある。
- 超信頼性の高いストレージS3がある。
- 冗長化が簡単
AWSのサービスは、Amazon Web Serviceにあるように、いろいろあるんですね。 今の会社でAWS使っているんですが、EBSマウントのEC2インスタンス立ち上げているぐらいでまったく活用できていないことを思い知らされましたね。興味を持ったサービスについてメモしておきます。自分の無知っぷりにびっくりしましたね。
- Amazon Route 53
- Elastic Load Balancing
- Amazon Relational Database Service(Amazon RDS)
- AWS CloudFormer
Amazon Route 53
Amazon Route 53は、DNS管理で大絶賛されているようで気になる存在。GUIが充実しているらしいので、お名前.comとかでDNS管理するぐらいなら、これでやったほうが良いのかなとか思いました。
Elastic Load Balancing
webサーバを複数台フロントに立てる際には、ロードバランサ欲しいと思うので必須ですかねー。SSL証明書もここに設定すれば良いみたいなので、運用楽になりそうだなと思いました。
Amazon Relational Database Service(Amazon RDS)
Amazon RDS は、使い慣れた MySQL または Oracle データベースの機能へのアクセスを提供します。つまり、既存のデータベースで現在すでに使用しているコード、アプリケーション、およびツールは、Amazon RDS で使用することができます。Amazon RDS は、データベース ソフトウェアに自動的にパッチを当て、データベースをバックアップし、ユーザーが定義した保持期間バックアップを格納して、特定時点への復旧を有効にします。
今日一番の収穫はこれですね。MySQL使えるし、バックアップの実行やレプリケーションの設定が手間いらず。セキュリティ的にも安心だし、信頼性も高いとなったら、EC2に自分でMySQL立てるより全然いいですね。どうしてもこのバージョンでないと!という場合以外はRDSを使ったほうがよさそうです。料金もEC2とそれほど変わらないとのこと。
AWS CloudFormer
イヤーこれ便利そうですね。AWSで使うリソースのテンプレートを利用すると、簡単にAWSを利用したシステム構成を管理できます。テンプレートからすぐに作ったり。自分たちでテンプレート作っておいたり。
事例
gumi, foursquare, サムソン, Amazon, Amazon associates, NETFLIX
実例で学ぶAWSオーディエンスデータプラットフォームcosmiを例に
株式会社adingoエンジニア 岩川建彦さんのお話。オーディエンスデータプラットフォームcosmiの事例。
フロントインスタンス構成
フロントの構成は、ELB、EC2でため込んだデータを定期的にS3へ転送しているとのこと。EC2はCPU利用率から、AMIからAuto Scalingで増やしている。
解析インスタンス構成
解析側の構成は、ElasticMapReduce、mongoと言った感じ。mongoは、役割によってLargeとSmallを組み合わせてる。解析時だけ立ち上げる感じで利用。こういう使い方が出来るのすごいなー、AWS。
cosmiの事例は、gihyoに記事があるようです。実例で学ぶAWS入門:オーディエンスデータプラットフォーム「cosmi」を例に
クックパッドはAWSで動いてます
クックパッド株式会社 エンジニア 成田一生@mirakui)さんのお話。クックパッドは、月間1,500万UU / 6億PV
IDC -> AWSにした理由
8月アクセス少ない、2月にアクセス多い。こういう状況にAWSがバッチリあう。結果としては以下の通りだそう。
- リソース当たりの単価は割高
- 過剰投資いらない
- 物理作業から解放
- ビジネススピードアップ!
cookpadの構成
- ELB
- R53
- EC2
- apache
- varnish
- nginx
- unicorn
- MySQL
- Solr
MySQLをEC2で動かしているのは、歴史的経緯(昔使っていた検索DBが特定のMySQLバージョンに依存していた)だそうで、RDS二しても良いかなーという感じらしいです。Solr知らなかったので、検索したら良い記事見つけたので、貼っておきます。検索エンジンの常識をApache Solrで身につける
EC2インスタンスの管理にタグを活用というお話があって、NAMEタグ使うと、内部管理時のhostnameに使われるとか、NAGIOS: APP-SERVERとか指定しておくとNagios監視時にアプリケーションサーバとして認識されるとか、知りませんでした。便利。
tofuの話
WEB+DB pressで読んでから、興味深いと思っていた画像配信の仕組み。画像配信のめんどいポイントは、ストレージやサムネイル、キャッシュ/CDN、バックアップ。画像を自分たちで持つサービスって、こういうことを考える必要があるので、結構大変だよなーと思いますね。運用を知らないと割と簡単に考えがちなので、こういうこと知っておいた方が良いなと思いました。
- agamia
- ELB
- ECS
- apache(mod_tofu)
- S3
HerokuはAWSで動いてます
株式会社セールスフォース・ドットコム Herokuエバンジェリスト 相澤歩(@ayumin)さんのお話。
Herokuはホスティングサーバーではない、と言う話本当に大事で、Herokuは哲学の理解が大事ですね。PaaSの存在理由ってやっぱりエンジニアが本来の仕事に専念できる環境をサポートする点だと思うんですよね。
we love herokuも紹介頂きました。東京リージョンまだ?ってお話を多いですけど、もっともっと日本の事例を増やして、HerokuとAmazonを動かしたいですね。やっぱりもっともっとみんながHerokuを使うようになることが重要。 そのためにはHerokuの良さを発信する人たちが必要で、we love herokuは、そういう発信の場の一つにしたいと思っています。
感想
AWSすごいし、Herokuもすごい。